鬼ヒットの映画『関ヶ原』。
その映画を見ていてふと我に返って感じたことです。
本当に超個人的な感想なので気を悪くしたら申し訳ない。
歴史上の人物がイケメンになればなるほどちょっと心が寂しくなる僕の個人的感想をまとめてみました。
ちなみにネタバレなしなのでまだ見ていない人でも大丈夫です!
歴女ってなんだそれ!
歴女という言葉が当たり前に聞かれるようになって何年たったのでしょうか。
しょせん、なんだかわからない流行の一環ですよね。
すぐ飽きるくせに、きゃあきゃあ言ってだいたい実物見たことないですよね。
そりゃあ僕も実物は見たことないんですが、
でも今騒いでいるものと違うのは重々承知してます。
ガキの頃から、スーパーファミコンの信長の野望をやっていた、
ベテラン気取りの僕は気にしない顔で無視を決め込んでいます。
とにもかくにも年々美形化する500年前のおっさんたちがなんだかあわれで、ひとり、通ぶっていたんです。
司馬遼太郎の関ケ原とぼく
同時代の小説と比べて読みやすい司馬作品ではあるが登場人物が山ほど多く、
ご丁寧にマイナー大名の去就についてまで変態的に網羅したこの図鑑です。
図鑑じゃないな、小説かでもまあ図鑑みたいなもんだ。図鑑。
実は学生時代におおはまりした作品です。
小説で人に勧めたのなんてこれくらいですね。
まあ進めたこと自体はいまさら顧みるとちょっとした黒歴史ではあるが、
とにもかくにもそれぐらいお気に入りの作品です。
前なんか戦国時代の映画なんて全然作られいなかったわけですよ。
だから僕の中で戦国物といえば1に小説。2に大河。34がなくて以降なしだったわけですよ。
関ケ原の映像化は小学生の大河の映像の使いまわしが定番で映画なんか無理でした。
映画化決定???
司馬遼太郎の関ケ原は歴史小説が好きな人間にとっては超々入門編。
歴史小説でも屈指の売り上げを誇る金字塔作品である。
何十年と何百万の人たちが買ってきただろう。
実際引っ越しきっかけで僕は2セットもってます。
映画化なんか望みようにも望めなかったのに、
案外、息が長く活動してきた歴女が三成を勝手にイケメンにしてきゃあきゃあ言ってたら映画化。
世の中は不平等や、僕は悲しい。
だけどあの時想像したくても想像できなかった。
夢の映画ともかくみられる。その事に感謝して言わせてもらおう。