秋の花のひとつ、真っ赤な色が目を引く「彼岸花」
不吉なお花としても知られている彼岸花ですが、魅力的なところもあるんです。
どうして田んぼの近くに咲いていることが多いの?
どうして不吉な花を呼ばれることが多いのか?
そんな彼岸花の秘密を知りたいと思いませんか?
彼岸花とは
秋を代表するお花で、中国や日本に広く自生する球根植物です。
秋の訪れを告げる花としても知られています。
どうして不吉なお花と呼ばれるの?
多くの異名を持っていて、曼珠沙華のほか、墓地花、死人花とか、地獄花、幽霊花、狐花……とあまり縁起のよくないものが多いんです。
秋の彼岸に合わせるかのように開花することもあり、あの世とのつながりを感じさせるところから、不吉な印象を与えるようです。
また、強い毒性と炎のような真っ赤な見た目から近寄りがたい雰囲気を感じます。
実は赤以外の色もある
定番の赤色以外にも、白・ピンク・黄色まで色とりどり。
赤の印象が強いのですが、実はよーく探してみるとかわいらしい色の彼岸花に出会えるかもしれませんね。
先人の知恵によって植えられた彼岸花
田んぼのあぜ道に多く咲いている印象があるのは、理由があったんです。
1.彼岸花の根が土を固めてくれる。それによって土手が崩れるのを防げる。
2.茎の部分に含まれる毒が、モグラや野ネズミの害を防いでくれる。
3.強い雑草抑制効果がある。
また、稲刈りの時に咲く真っ赤な彼岸花は黄金色の稲穂に映えて美しいとも言われています。
ちゃんとあの場所に咲いているのには咲いている理由があったんですね。
まとめ
僕自身も彼岸花には不吉な印象をもっていました。
独特な花の形もそうですし、なによりお花の名前が死者との繋がりを感じてしまいますよね。
小説や漫画などでも、いいイメージで使用されないことも多く、そういった刷り込みの知識もあったかもしれません。
近年はSNS上での写真の公開も活発なので、秋のこの時期には彼岸花の写真を見ることも少なくありません。
僕もカメラを片手に、真っ赤な彼岸花の群生地を探しに出かけてみようかなと思います。
いろいろなことを知ると彼岸花って名前だけで不吉なものということを思ってはいけなかったのがわかりましたね。
もしかしたら、珍しいピンクや黄色の花とも出会えるかもしれませんね。