組子細工とは?必要な道具やキットを調査!職人が作るあれがすごい!

なにやらパリコレの衣装で日本製の生地が使われたというものを知りました。

そこの使われているのが組子細工という技術なんだそうですが、それって一体何?

調べてみるとすごく綺麗なんですよね。

ということで今回は組子細工がどういうものなのかについて調べて見ました!


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組子細工とは?

組子細工(くみこざいく)とは、薄く削った木を、規則正しく組み合わせて、様々な幾何学模様を表現する伝統的な技術のことであり、障子や欄間の装飾にするものです。

800年以上前の、鎌倉時代から伝わるといわれており、釘を使わずに木を組みつける技術のことをいい、細くひき割った木に、溝・穴・ホゾ加工を施し、カンナやノコギリ、ノミ等で調節しながら1本1本組み付けしていきます。

現存する最古の建築では、飛鳥時代の建築物である、法隆寺の金堂・五重塔・中門などの高欄に卍を崩した形を繰り返した文様の組子である「卍崩し組子」が見られます。

材料である木材(主にヒノキ・スギなど)を使用しますので、木それぞれの特有のクセや性質を熱知する必要があります。

こうした精巧な技術は、習得するのに相当の年月が必要です。

自分でも作れる?キットなどは?

精巧な技術が必要とされる組子細工は、とても複雑で、職人にしか作ることが出来ないと思われています。

しかし実は、組み立てが簡単で、誰でも手軽に組子細工に触れることが出来るキットが販売されているのです。

心地よい木の香りとやわらかで温かな手触りの天然木の、大小二つのパーツの凸凹を組み合わせていくだけなのです。

こういうものですね。

複雑そうに見えますが、実はとても簡単で、時間も忘れてつい夢中になってしまうほどです。

用途も幅広く、アイディア次第でコースターや花器のトレー、自由に組んでインテリアにしてみたり、平面で使ったり、立ててみたりと、用途は限りなく広がるのが、とても魅力ですね。

インターネットでは、1000円~2000円前後で販売しており、種類も豊富にあるので、様々な模様に挑戦してみてはいかがでしょうか。


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職人を紹介!

古く伝わる伝統技術を受け継いでいる職人をご紹介しましょう。

まず一人が、松林啓介(まつばやしけいすけ)組子細工職人である、父松林節男さんの長男として、1980年長野県に生まれました。

20歳の時に一大決心をし、父の師匠で組子細工の第一人者である横田栄一氏に入門します。

以来12年、少しでも早く憧れの二人に近づけるよう日々頑張っている、将来が期待されている若手の職人です。そして、

もう一人が、組子のタニハタで知られる、株式会社タニハタの社長、谷端信夫さんです。

創業者の父の跡を継ぐ為、東京の建材メーカーで勤めていましたが、富山に戻り、職人として修業を始めます。

大変な紆余曲折を味わってきましたが、「和」をテーマとした組子細工のネット販売を始め、それが功を奏し、「東京ソラマチ」や「羽田空港国際ターミナル」などからも依頼が入るようになり、国内はもちろん、世界にタニハタの組子が評価されるようになったそうです。

伝統工芸とは、精巧な技術を要するため、習得に多くの年月が必要となってきますが、これらの技術が、これからも世界中に広がっていくことを願っています。


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